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杀意的定时炸弹北阿尔卑斯涸沢山杀人事件(日文版)-第7章

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「主人のお気に入りで、いつも机の上に飾っていたものですが???」
「ありがとうございます。それでは、失礼して拝見します」

 俺は雪悾槭侄嗓丹欷啃凑妞蛞姢企@いた。

 
槍ヶ岳山荘より望む夜明けの大槍 (平成19年10月11日 著者撮影) 
「ご主人の横に一緒に写っているのは、深山明夫さんではありませんか?」
「はい、そうですが」
「ご主人は深山さんと一緒に山登りされていたんですか?」
「ええ、その写真は昨年9月に槍ヶ岳の頂上で撮ったものだそうですが、うちの主人と深山さんは、春、夏、秋と年に3回程、一緒に山へ登っておりました」

 これは一体どう言う事だ? 会社で会った深山は耍麤gとはあくまでも仕事のみの付き合いと言っていたが、年に3回も耍麤gと山へ登っていたとは。

「ご主人は昔から山登りされていたんですか?」
「いいえ、もっぱら海派でした。サ榨%螭浈昆ぅ鹰螗挨涎鷷r代からしていたようですが、山へ登るようになったのは、ここ2、3年の事です」
「何故、急に山登りされるようになったんですか?」
「それは、深山さんから誘われたからです」
「深山さんから?」
「ええ、深山さんが入社されて3ヶ月程経(た)った頃でしょうか。ある日、突然、家(うち)を訪ねて来られまして???」
「何しに来られたんですか?」
「それが何でも、会社では主人に色々と世話になっているから、一度きちんと挨拶に上がろうと思っていたとか仰有(おっしゃ)って。主人はあのような性格でしたから、訪ねて来られた深山さんを快く部屋へ上げて、一緒にお酒を飲み出して???そうしたら、深山さんが急に『山は最高ですよ』と言い出しまして???」
「それで、ご主人と二人、山の話で盛り上がったと言う訳ですか?」
「はい。主人は深山さんの山の話に次第に惹(ひ)き込まれたようで、今度、是非一緒に登りたいって言い出したんです。それから、二人で登るようになりました」

 耍麤gの山登りに火を付けたのは深山だった訳だ。しかし、木村未来の話では、社内で耍麤gと深山がプライベ趣墙涣鳏筏皮い渴陇蛑胝撙悉い胜盲郡瑜Δ坤浚浚

「奥さん、ご主人と深山さんが一緒に山登りされていた事を会社の人達は知らなかったようなんですが、皆に内緒にしておく理由(わけ)があったんでしょうか?」
「さあ、それは、亡くなった主人か深山さんに聞いてみないと何とも???」

 どうやら、雪悾显敜筏现椁胜い瑜Δ馈¥长煲陨悉下劋い皮鉄o駄だろう。俺は別の角度から斬り込んだ。

「ところで奥さん、ご主人が深山さんと一緒に登られた山の名前は憶えておいでですか?」
「私は山の事は正直よく分からないのですが、確か???甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)、赤岳(あかだけ)、白馬岳(しろうまだけ)、あ、それと剱岳(つるぎだけ)に登ったと言っておりました」
「剱岳ですか?」
「はい、確かにそう言っておりました」

 
剱岳頂上より望む剱沢と別山?剱御前 (平成18年8月 著者撮影) 
 剱岳と言うと、立山の室堂(むろどう)から別山佋剑à伽盲丹螭韦盲长罚─蚪Uて剱沢(つるぎさわ)へと下(くだ)り、そこから一服剱(いっぷくつるぎ)、前剱(まえつるぎ)を経て頂上へ至る別山尾根ル趣摔筏怼⒃绱ㄎ哺楣イ幛毳氅‘トにしろ、いずれにせよ難易度が高い。頂上直下には有名な「カニのタテバイ」、「カニのヨコバイ」があり、大学時代にワンダ榨┅‘ゲル部に所属していた深山はさておき、登山歴の浅い耍麤gが剱岳をクリアしたと言うのであれば、北罚Ц咴坤楹詻g岳を経て奥罚Ц咴坤刂沥肟k走は、さして難しくは無かった筈だ。しかし、現実には耍麤gは命を落としている。やはり、気の緩(ゆる)みから足を滑らせたのだろうか? それとも今回も深山が同行していたのでは無かったのか?

「奥さん、今回の山行きはご主人お一人で行かれたんですか? それとも、深山さんもご一緒されていたんですか?」
「主人は土日を挟む10月9日、金曜日と、12日、月曜日の2日間、深山さんと一緒に有給休暇を取って、一緒に前夜出発する筈だったんです。でも、8日の夜、主人が家(うち)を出た後、暫くして深山さんから電話が入りまして???」
「深山さんは電話で何と?」
「土曜日が期限の仕事がどうしても片付いていないので、明日は出勤する事になった。だから、主人と一緒に山へは行けなくなったと」
「で、ご主人はどうされたんですか?」
「深山さんの方から主人に電話をしたそうなんですが、主人は深山さんに、それじゃ今回は自分一人で行ってくると言っていたとの事でした」
「では、奥さんは深山さんからの電話の後、ご主人に電話を掛けていない訳ですか?」
「いいえ、私からは電話しませんでしたが、主人からは掛かってきました」

 雪悾卧挙扦稀⑺{沢は電話の中で、10月8日、木曜日、午後9時新宿発のJR特急ス雪‘あずさに仱辍ⅳ饯我工纤杀抉k近くのホテルに宿泊。9日、午前6時半過ぎ、松本発新島々(しんしましま)行きの松本電鉄上高地線の始発電車に仱辍⑿聧u々駅からは上高地行きのバスに仱険Qえて入山すると伝えて来たそうだ。

 耍麤gは10月9日、実際に上高地インフォメ伐绁螗互螗咯‘に登山届を出している。つまり、耍麤gは雪悾嗽挙筏客à辘涡袆婴驋瘠盲渴陇摔胜搿9日に登山届を出し涸沢小屋に宿泊。10日に北罚Ц咝∥荬怂薏搐贰⒁11日に涸沢岳で滑落と言うのは確かに辻褄(つじつま)としては合っている。警察で無くても、これでは疑念を挟(はさ)み込む余地等無い。しかし、それでもやはり引っかかるのは、涸沢小屋と北罚Ц咝∥荬嗡迬い瞬肖丹欷皮い坷喂P跡だ。どこかに俺が見落としている点は無いのだろうか? それとも、やはり俺の単なる思い過ごしなのだろうか?

 俺は子供が帰って来たのと入れ摺い恕⑺{沢の自宅をあとにした。耍麤gの息子は小学校に上がったばかりのようだ。まだ、父親の死をよく理解出来ていないのか、母親のように表情に暗さは見られない。それにしても、まだ35才だった一家の大蛲蝗皇Гぁ⒍摔巧皮い亭肖胜椁胜に{沢母子(おやこ)の事を考えると思いは眩jだ。耍麤gの死が事故だったにせよ、事件に巻き込まれたものだったにせよ、一日も早く真相を明らかにしたい。そう思わずにはいられなかった。
6章 浮かび上がったキ铹‘ド

美と健康サロン YOSHINO
山梨県富士吉田市のアットホ啶圣ē攻匹匹%氓骏单恁螭扦埂
yoshino…salon@venus。san。ne。jp
富士急行線 寿駅近く
電話 090…2537…3405
(不定休?要予約) 
 
 西眨捡kへと戻る途中、ふと気になる事を思い出し、俺は再び木村未来に電話を掛けた。

「あ、未来さん?」
「漢波羅さん、今、『木村』さんじゃなく『未来』さんって言ってくれましたね」
「エッ、そうだった?」
「未来さんって言いましたよ。嬉しいなあ???」

 俺は無意識の内に、彼女の事を名前で呼んでいたようだ。

「さっきまで、耍麤gさんのご自宅にお邪魔して奥さんから色々と話を伺っていたんだ」
「で、漢波羅さんが何を眨伽皮い毪韦现椁胜い堡欷伞⒑韦珔Х偆悉ⅳ辘蓼筏浚俊


 これだけ、色々と嗅(か)ぎ回っていれば、たとえ彼女で無くても薄々とは勘付くだろう。

「実は又、木村???いや、未来さんに眨伽朴筏な陇ⅳ毪螭馈

 俺は彼女を「木村」と言い掛けたが、直(す)ぐ「未来」と呼び直した。

「響資(きょうすけ)さんの頼みなら、何だって聞きますよ! でも、電話で無く直接会ってお話ししたいなあ???」

 今度は彼女の方が、俺を名前で呼んできた。

「今、まだ眨激摔い
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